●師への恩返し
師と学生の関係は親子のような関係である。
そして、子が親元を離れ独り立ちするように、弟子もいつかは一人前になっていく。その修練がひつ区切りした時、恩師に感謝の意を表すと共に、これらの言葉をいただいた。
大学を離れ、上海から大阪に来る時、程傑峰師父からは「一番の恩返しは私を超えること」。30になる前、王映海師父からは「健康で長生きしなさい」。鄭志鴻師父からは「忙しくなり、成功しているのを見のが一番うれしい」。
とあるように、恩師たちは弟子の成功を一番に考え、喜んでくれるのだ。
●自分の学生たちへ
私も同じ。
皆さんの成功を。健康を。
そして、昨日の自分に克ち、毎日楽しく生きれることを望んでいる。
また、私がかけた時間より早く上達できるように願っている。
武術とは人生だ。
技や力にこだわるが、「道」に合うかどうかは人間力で決まる。
正しい行いをし、歩むべき道をゆく。
その末に、あるべき姿の結果を得ることができる。
苦労することもあるだろう。止まることもあるだろう。
だが、正しく生き続ければ、いつかはたどり着くものである。
皆さんを見て、恩師たちの気持ちがよくわかる。
良き弟子こそが、師の誇りであり、幸運である。
来年も一門揃って、良い一年を。
感謝!
2018年12月31日
徐濠